📋 この記事でわかること
バレーボール スポーツ障害 🏐 バレーボール肩障害(スパイカーズショルダー)|スパイク動作による肩関節損傷 バレーボール選手に特有のスパイカーズショルダー。繰り返しのスパイク動作が肩関節の内圧上昇・インピンジメント・腱板損傷…
このページでわかること
宇都宮Move labの理学療法士が、バレーボール肩障害(スパイカーズショルダー)について詳しく解説します。スパイカーズショルダーはバレーボールのスパイク・サーブ動作の繰り返しによる肩関節の過負荷障害です。腱板(ローテーターカフ)の炎症・部分断裂、肩峰下インピンジメント、SLAP病変(上方関節唇損傷)などが含まれます。
スパイカーズショルダーの根本には「肩甲骨の安定性低下」と「胸椎伸展可動域の制限」があります。肩関節だけを治療しても、これらの問題を解決しなければ再発します。体幹・肩甲帯を含めた包括的なアプローチが必要です。
バレーボール肩障害(スパイカーズショルダー)の有病率・特徴
バレーボール選手の肩障害経験率は約33%で、主にスパイクスインガー側(利き手側)に発症します。スパイク動作では肩の外転・外旋→内旋・内転という高速の腕振り動作が繰り返され、最大内旋速度は時速100〜130kmに達します。この高速動作の繰り返しが腱板・関節唇・関節包に蓄積ストレスを与えます。特に増加しているのが「内部インピンジメント」で、スパイク腕を高く振り上げた時に腱板後部と後方関節唇が関節内で挟まれる病態で、非常に鋭い肩後部痛が特徴です。
症状セルフチェック
以下の項目をチェックして、バレーボール肩障害(スパイカーズショルダー)のリスクを確認しましょう。
セルフチェックリスト
3つ以上当てはまる場合は専門家への相談をお勧めします。
発症メカニズムと解剖学的解説
スパイカーズショルダーの発症メカニズムは主に①外部インピンジメント(肩峰下での腱板圧迫)、②内部インピンジメント(高外旋位での後部腱板・後方関節唇の挟まれ)、③腱板の遠心性疲労(フォロースルー時の内旋制動による)の3種類があります。
バレーボール肩障害(スパイカーズショルダー)に関係する主な組織
肩関節を安定させ動かす4筋。スパイク動作で特に棘上筋と棘下筋への負荷が大きい。
腱板と肩峰の間のクッション。インピンジメントで炎症が生じる。
上腕二頭筋腱が付着する関節唇の上部。投球・スパイクの繰り返しで損傷しやすい。
肩甲骨を安定させる筋。弱化すると「肩甲骨の翼状化」が起き肩峰下空間が狭まる。
胸椎が丸まると肩甲骨が外転し肩峰下空間が狭まりインピンジメントリスクが上昇。
バレーボール選手で特徴的なのは「GIRD(後方関節包の拘縮による内旋制限)」です。スパイクの繰り返しで後部関節包が肥厚・拘縮し、肩の内旋が制限される状態です。この状態では腕を上げると上腕骨頭が前方にずれ、インピンジメントが悪化します。
リスクファクター
前鋸筋・下部僧帽筋の弱化で肩甲骨が内上方に翼状化しインピンジメントが悪化
スパイクの繰り返しで生じる後部関節包の拘縮が肩の動態を歪める
合宿・大会前の急激な本数増加が蓄積ストレスの主因
胸椎の丸まりが肩峰下空間を狭め腱板への機械的ストレスを増大させる
理学療法士によるアプローチ4ステップ
Move labでは、バレーボール肩障害(スパイカーズショルダー)に対して段階的な4ステップアプローチで根本原因にアプローチします。
肩甲周囲・胸椎・前胸部の筋膜をリリース。特に後部関節包(GIRDに対するスリーパーストレッチ)と胸椎の伸展可動域改善を優先的に行います。
前鋸筋・下部僧帽筋の機能的な強化でスパイク動作中の肩甲骨安定性を取り戻します。肩甲骨の「ウィンギング(翼状化)」の改善が肩峰下空間の確保に直結します。
インターナルローテーション・エクスターナルローテーションのバランス改善。特に外旋筋群(棘下筋・小円筋)の機能強化でスパイク後のフォロースルー時の腱板保護能力を高めます。
スパイク動作中の肩・体幹の連動性を評価し障害につながるフォームを修正。スパイク本数を段階的に増やしながら症状の再燃なく競技復帰を目指します。
予防チェックリスト
バレーボール肩障害(スパイカーズショルダー)を予防するために、日常的に以下の点を確認しましょう。
後部関節包の拘縮(GIRD)を防ぐために毎日30秒×3回のスリーパーストレッチを実施。
前鋸筋プッシュアップ・フェイスプル・Yウォールスライドを週3〜4回継続。
週当たりのスパイク本数を把握し急増しないよう管理する。合宿前後は特に注意。
フォームローラーでの胸椎伸展を毎日1〜2分実施し肩甲骨の可動域を維持。
定期的に利き手・非利き手の肩内旋を比較しGIRDの悪化を早期に察知する。
段階的復帰プログラム
スポーツへの復帰は段階的に進めることが重要です。
よくある質問(FAQ)
- Wang HK, et al. Shoulder strength and flexibility in volleyball players. Scand J Med Sci Sports. 2000.
- Reeser JC, et al. Strategies for prevention of volleyball related injuries. Br J Sports Med. 2006.
- Clarsen B, et al. An electronic patient-reported outcome method for health surveillance. Br J Sports Med. 2014.
- 日本バレーボール協会 医科学委員会報告 2022.
- Myers JB, et al. Rotator cuff coactivation ratios in participants with shoulder impingement syndrome. J Sci Med Sport. 2009.
※本ページは整体施術に関する一般的な情報提供を目的としたものです。診断・医療行為は行いません。症状が重篤な場合は医療機関を受診してください。
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よくある質問
Q. バレーボール肩障害(スパイカーズショルダー)|スパイク動作による肩関節損傷に筋膜リリースが効果的な理由は?
A. 筋膜の緊張・癒着を解放することで関節可動域が広がり、筋出力が最大化されます。バレーボール特有の動作パターンに合わせたアプローチで、パフォーマンスを根本から引き出します。
Q. どのくらいでバレーボール肩障害(スパイカーズショルダー)|スパイク動作による肩関節損傷の効果が出ますか?
A. 個人差はありますが、多くの方が1〜3回の施術で動きの変化を実感されています。継続的な施術とセルフケアの組み合わせで、より持続的な効果が得られます。
Q. 施術はどのように行いますか?
A. まず姿勢・動作の評価を行い、パフォーマンスを制限している筋膜の問題を特定します。その後、理学療法士が手技で筋膜リリースを行い、必要に応じてエクササイズ指導も行います。
Q. 宇都宮でバレーボールのパフォーマンス向上に対応している整体はありますか?
A. Move lab(宇都宮)では、理学療法士がスポーツ特化の筋膜リリースとコンディショニングを提供しています。バレーボール選手の対応実績も多数あります。まずはお気軽にご相談ください。
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まずはお気軽にご相談ください。理学療法士が丁寧にお話を伺い、あなたに合ったアプローチを提案します。
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阿久津 翔(あくつ しょう)
Move lab宇都宮整体 院長・理学療法士
肩・首の痛みは、デスクワークや姿勢だけでなく、胸椎の硬さや肩甲骨の動きが関係しています。筋膜リリースと動作改善を組み合わせた施術で根本から改善します。
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